コラム 2017年4月22日

こんにちは。
乳房再建外科医 冨田祥一です。

 

本日は、安全性に関する知識をお話しします。
色素に金属が含まれているけど、MRIを撮ってもいいか?
多くの方が疑問に思われると思います。
MRIメーカーに問い合わせたところ、ダメとの回答でした。
有害事象が起こっても補償は出来ないとのことです。
あくまでも各病院、主治医の判断に委ねとのことでした。

 

では金属が含まれているとなぜ、MRIで問題となるのでしょうか?
MRIが人体に及ぼす影響は①.静磁場、②.傾斜磁場、③.RFパルスです。
静磁場は磁力によって引きつける力で、T(テスラ)で表されます。
その影響は磁性体の質量の二乗に比例します。つまり同じ物質でも、
重いものほど強い力で引きつけられます。
2014年の形成外科基礎学会で報告しましたが、
アートメイク後の質量増加を電子天秤で計測したところ、
アートメイクによって入る金属量は、
乳輪乳頭全体に施したとしても1gに遠く及ばない、
ごくわずかな量であることが分かりました。
静磁場の影響はほとんどないと言っていいと考えられます。

 

最も問題とされていることは、MRI検査中の発熱です。
傾斜磁場、RFパルスによって電磁誘導が起こり、誘導電流が生じます。
これが原因となった熱傷が危惧されています。
このうち傾斜磁場によって生じる誘導電流はRFパルスによるものに比べると
軽微なため、RFパルスが主な要因となります。
RFパルスとはMRIやNMR(核磁気共鳴)において、
静磁場に垂直な方向に照射する電磁波のことです。
RFパルスによってNMRの元となる信号を得るメカニズムは長くなるので、
ここでは割愛致します。

 

大切なのは、MRIではRFパルスを当てると言うこと、
そしてそれによって熱を生じる可能性があるということです。
もちろんこれに対して厚労省は厳しい規制を定めており、
臨床ではある一定の強さのRFパルスしか用いることができません。
つまり、生じる熱量は少ないと考えられます。
これまでMRI中の熱傷の報告は、いずれも海外の報告で、刺青が7件、
アートメイクは6件とわずかです。
この中で水疱を生じる2度熱傷を来した症例は1件のみで、
多くは軽度の発赤を認めるにとどまりました。
またアートメイクはいずれもアイラインへ行ったものでした。
(冨田祥一 形成外科 58(5) 549-554: 2015)

眉毛、白斑、乳輪乳頭部へのアートメイクで熱傷を来した報告はありません。
色素の成分か、その形状か、原因のさらなる検証が必要ですが、
熱傷の発生頻度は非常に低いと言えます。
渋谷の森クリニックは、科学的データに基づいてアートメイク、
パラメディカルピグメンテーショの施術を行っております。
技術力はもとより、疾患をお持ちの方患者様への施術も症例数が多く、
他院でお断りされてしまった場合も一度ご相談ください。

 

正しい知識と正しい技術を持って、安全にアートメイクを行いましょう。

アートメイクメディカルセンター
(BioTouch 東京本校) 渋谷の森クリニック内

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当院は医療アートメイク・医療補助アートメイクの施術を行うだけではなく、実際に使用する染料についても研究を重ね、最大限お客様へ安心した施術をご提案できる環境を整えております。アートメイクに興味がある…他クリニックで納得しなかった方でも是非一度当院にお越しください。

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